【2026年版】赤ちゃんの頭の形が気になったら——位置的斜頭症の最新エビデンスと、親が知っておくべきこと
はじめに:「様子を見ましょう」の先にあるもの
生後2ヶ月の健診で、ふと気づいた赤ちゃんの頭の形。「右側だけ平らな気がする」「上から見ると斜めに見える」——そんな違和感を小児科医に相談したとき、「向き癖ですね、様子を見ましょう」と言われた経験はないでしょうか。
その言葉に安心する一方で、「本当に自然に治るの?」「いつまで様子を見ればいいの?」「もし治らなかったら?」という疑問が頭をよぎる。ネットで調べると「ヘルメット治療」という選択肢が出てくるけれど、費用は40〜60万円と高額で、そもそも本当に効果があるのかもわからない——。
この記事は、そんな迷いの中にいる親御さんのために書きました。「位置的斜頭症」と呼ばれる赤ちゃんの頭の変形について、国際的なガイドラインと日本人を対象とした最新研究に基づき、科学的にわかっていること・わかっていないことを整理します。
結論を先にお伝えすると、「すべての斜頭症が自然に治るわけではない」というのが現在の科学的知見です。しかし同時に、「すべての斜頭症にヘルメットが必要なわけでもない」のです。大切なのは、お子さんの状態を客観的に評価し、適切なタイミングで適切な対応を取ること。この記事が、その判断の一助となれば幸いです。
位置的斜頭症とは何か——「病気」ではなく「変形」
頭蓋縫合早期癒合症との決定的な違い
赤ちゃんの頭の形の異常には、大きく分けて2つの原因があります。一つは頭蓋縫合早期癒合症(craniosynostosis)という病気で、頭蓋骨をつなぐ「縫合線」が生まれつき早く閉じてしまい、脳の成長に伴って頭が異常な形に変形するもの。もう一つが、この記事で扱う位置的斜頭症(positional plagiocephaly)で、外部からの圧力——つまり向き癖や寝かせ方——によって柔らかい頭蓋骨が変形するものです [1]。
この2つは見た目が似ていることがありますが、原因も治療法もまったく異なります。頭蓋縫合早期癒合症は手術が必要な疾患であり、放置すると頭蓋内圧の上昇や発達への影響が懸念されます。一方、位置的斜頭症は「病気」ではなく「形態の変化」であり、脳の発達を直接阻害するものではありません [8]。

米国神経外科学会議(CNS)のガイドラインでは、位置的斜頭症の診断は臨床診察のみで可能とされています(推奨レベルIII)。ただし、縫合線の状態が不確実な場合にはCT検査で確認することが推奨されており [1]、この鑑別診断は極めて重要です。「ヘルメット治療を始めたが、実は頭蓋縫合早期癒合症だった」という症例も報告されているため、悩ましい場合には、専門医による評価を受けることをお勧めします。
なぜ「向き癖」で頭が変形するのか
赤ちゃんの頭蓋骨は、複数の骨がパズルのように組み合わさってできており、骨同士の間には「縫合線」と呼ばれる隙間があります。これは、出産時に産道を通りやすくするため、そして生後の急速な脳の成長に対応するための仕組みです。
この柔らかさゆえに、赤ちゃんの頭は外部からの圧力に対して非常に敏感です。たとえば、いつも同じ方向を向いて寝ていると、下になっている側の頭蓋骨が平らになります。これが「斜頭症」(plagiocephaly)——頭を上から見たときに平行四辺形のように斜めに見える状態——の典型的なメカニズムです。
1992年、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のために「仰向け寝」が推奨されるようになって以降、位置的斜頭症の発生率は急増しました [7][8]。これは仰向け寝そのものが悪いわけではなく、仰向け寝の状態で向き癖が固定されやすくなったことが原因と考えられています。SIDSの劇的な減少という恩恵を考えれば、仰向け寝の推奨は正しい判断でした。問題は、向き癖への対応が十分に周知されていなかったことにあります。

日本人乳児の約半数に斜頭症がある——疫学データが示す「ありふれた状態」
生後3ヶ月がピーク、その後は改善傾向
「うちの子だけ頭の形がおかしいのでは」という不安を抱える親御さんは多いですが、実際には位置的斜頭症は非常にありふれた状態です。
2013年にカナダで行われた前向きコホート研究(特定の集団を長期間追跡し、特定の要因と病気の関係を調べる研究)では、生後7〜12週の健康な満期産児440名を評価したところ、約46.6%に何らかの位置的頭蓋変形が認められました [7]。
日本人のデータはさらに興味深い結果を示しています。日本大学医学部らの研究グループが3Dスキャナーを用いて健常日本人乳児165名を追跡調査したところ、変形性斜頭症(CVAI>5%)の有病率は生後1ヶ月で47.3%、生後3ヶ月で58.3%(ピーク)、生後6ヶ月で45.1%でした [10]。
つまり、生後3ヶ月頃に斜頭症は最も悪化し、その後は自然に改善する傾向があるということです。これは、生後3ヶ月頃までは頭蓋骨が最も柔らかく外力の影響を受けやすい一方、その後は骨の硬化が進み、また首がすわって頭の位置を自分で変えられるようになることで、圧力が分散されるためと考えられています。
「自然に治る」のは軽症〜中等症まで
しかし、ここで重要な注意点があります。すべての斜頭症が自然に治るわけではないのです。
日本で行われた研究では、CA(頭蓋非対称差)が12mm以上の重症斜頭症児100名を追跡したところ、自然経過群56名中37名(66%)は2ヶ月後も改善しなかったことが報告されています [9]。一方、ヘルメット療法を行った群ではCA改善値が自然経過群の約3倍(-4.6mm vs -1.6mm)でした。
この研究は、「重症斜頭症は自然には治りにくい」ことを日本人データで初めて定量的に証明した重要な研究です。「様子を見ましょう」というアドバイスが適切かどうかは、変形の程度によって大きく異なるのです。

頭の形をどう測るか——客観的評価の重要性
「見た目」だけでは判断できない
「うちの子の頭、ちょっと歪んでいるかも」——この直感は大切ですが、治療の要否を判断するには客観的な評価が必要です。
位置的斜頭症の重症度評価には、主に以下の指標が用いられます [6]:
| 指標 | 定義 | 軽症 | 中等症 | 重症 |
|---|---|---|---|---|
| CA(Cranial Asymmetry) | 対角線差の絶対値(mm) | 3〜10mm | 10〜12mm | 12mm以上 |
| CVAI(Cranial Vault Asymmetry Index) | 対角線差の比率(%) | 3.5〜6.25% | 6.25〜8.75% | 8.75%以上 |
CVAIは「頭蓋非対称性指数」と呼ばれ、対角線の長さの差を比率で表したものです。この指標の利点は、頭の大きさに依存せず比較できる点にあります。
また、Argenta分類という臨床分類も広く用いられています [6]。これは頭蓋非対称性、耳介位置異常、顔面非対称の程度により、片側性斜頭症をType I〜V、両側性をType I〜IIIに分類するもので、4,483例の検討ではType III(後頭部の平坦化+耳介位置異常)が最多(42%)でした。
3Dスキャナーによる測定が普及している
測定方法としては、従来のクラニオメーター(頭蓋計測器)による手計測に加え、近年は3Dスキャナーによる測定が普及しています。
3Dスキャナーの利点は、わずか1.5秒〜数分で頭部全体を0.1mm単位で精密に測定でき、測定者による誤差が少ない点です。また、データを保存して時系列で比較できるため、治療効果の評価にも有用です [10][11]。

日本で3Dスキャン測定を提供している施設として一例を上げると、0歳からの頭のかたちクリニック(東京・日本橋、大阪・心斎橋、福岡)、AHSビジターズオフィス(東京・大阪)、ナゴヤガーデンクリニック、氷川台のと小児科クリニック(東京・練馬)などがあります。一部の施設では初回測定を無料で提供しています。
治療の選択肢——理学療法からヘルメット療法まで
CNSガイドラインが示す治療の階層
2016年に発表されたCNSガイドラインは、位置的斜頭症の治療について以下の推奨を示しています [1]:

1. 体位変換(Repositioning)
- すべての症例でまず試みるべき基本的介入
- 有効だが、理学療法やヘルメット療法に比べると効果は劣る(Level I)
2. 理学療法(Physical Therapy)
- 生後7週以降は理学療法を推奨(Level I)
- 体位変換単独よりも有効
3. ヘルメット療法(Helmet Therapy)
- 中等度〜重度で保存療法が無効な場合に推奨
- 重症例では早期のヘルメット治療がより有意な改善をもたらす
注意すべき点: ドーナツ枕などのポジショニング枕は、AAP(米国小児科学会)の安全基準に反するため推奨されていません [1][8]。窒息のリスクがあり、効果も科学的に証明されていません。
理学療法の効果——NNT約4人という数字の意味
理学療法の有効性を示した重要な研究があります [2]。オランダで行われたこのランダム化比較試験(RCT:参加者をくじ引きのように無作為に2群に分け、治療効果を比較する最も信頼性の高い研究方法)では、生後7週で向き癖のある乳児65例を理学療法群と通常ケア群に割り付けました。
結果、理学療法群では重度変形のリスクが6ヶ月時点で46%減少(RR 0.54)、12ヶ月時点で57%減少(RR 0.43)しました。NNT(治療必要数:1人の患者さんに効果を出すために何人に治療が必要かを示す数字。小さいほど効果的)は約4人。つまり、4人に理学療法を行えば、1人が重症化を免れるということです。
この研究は、生後2ヶ月からの早期介入の重要性を示しています。「様子を見る」のではなく、向き癖が見られたら早期に体位変換やタミータイム(うつぶせ遊び)を積極的に行うことが、重症化予防につながります。
ヘルメット療法——「効果なし」論文の正しい読み方
ヘルメット療法については、「効果がない」という主張の根拠としてしばしば引用される研究があります [3]。2014年にBMJに発表されたオランダのRCT(HEADS study)では、生後5〜6ヶ月の中等度〜重度斜頭症児84名を対象に、ヘルメット群と自然経過群を比較したところ、24ヶ月時点での完全回復率に有意差はなかった(ヘルメット群26% vs 自然経過群23%)と報告されています。
しかし、この研究には重要な限界があります。Kelly & Littlefieldらの批判によれば、この研究ではヘルメットのフィット不良による皮膚トラブルが多発し、治療の忠実度(compliance)が低かった可能性があります。また、重症例や斜頸合併例は除外されており、結果をすべての斜頭症に一般化することはできません [1]。
CNSガイドラインは、この研究を踏まえた上で、なお「重症例では早期ヘルメット治療がより有意な改善をもたらす」と結論づけています [1]。日本の研究でも、重症斜頭症に対するヘルメット療法の有効性は確認されています [9]。
日本人データが示す「重症例への効果」
一方、重症例に対するヘルメット療法の有効性を示す日本発の研究があります [9]。日本大学・春日部医療センター・のと小児科クリニックの共同研究では、CA(頭蓋非対称差)が12mm以上の重症斜頭症児100名を3Dスキャナーで追跡しました。
| 群 | 2ヶ月後のCA改善値 | 改善しなかった割合 |
|---|---|---|
| 自然経過群(56名) | -1.6mm | 66%(37名) |
| ヘルメット群(44名) | -4.6mm | — |
ヘルメット群のCA改善値は自然経過群の約3倍でした。そして自然経過群では、3人に2人(66%)が2ヶ月経っても改善しなかったのです。
この研究は、「重症斜頭症は自然には治らない」ことを日本人データで初めて定量的に証明した重要な研究です。HEADS studyが「中等度〜重度で効果なし」と結論づけたのに対し、この研究は「重症例では明らかにヘルメット療法が優れている」ことを示しています。
つまり、ヘルメット療法は「すべての斜頭症に効果がない」のではなく、「軽症〜中等症では自然経過と大差ない可能性があるが、重症例では有効」というのが現在のエビデンスの解釈です。重症度によって治療戦略を変えるべきであり、一律に「ヘルメットは不要」とも「ヘルメットは必須」とも言えないのです。

発達への影響——「見た目だけの問題」ではない可能性
Speltz研究が示した発達スコアの差
位置的斜頭症は長らく「美容上の問題」と見なされてきましたが、発達との関連を示唆する研究が蓄積されています。
2010年に発表された症例対照研究(病気になった人とならなかった人を比較し、原因を探る研究)では、斜頭症児235名と対照群237名をBayley乳幼児発達検査IIIで比較しました [4]。結果、斜頭症群は運動領域で約10ポイント、認知・言語領域で約5ポイント低いスコアを示しました。この差は18ヶ月、36ヶ月の追跡でも継続していました。
この研究は、斜頭症を「単なる見た目の問題」から「発達リスクマーカー」として捉える転換点となりました。
「相関」と「因果」を区別する
ただし、ここで注意が必要です。斜頭症と発達遅延の間に相関関係があることは示されていますが、因果関係——つまり「斜頭症が発達遅延を引き起こす」——が証明されたわけではありません。
2017年のシステマティックレビュー(特定のテーマについて、世界中の研究を網羅的に集めて分析した「研究の総まとめ」)では、19研究をレビューし、方法論的に質の高い5研究のうち4研究で発達遅延との正の関連が報告されました [5]。特に運動発達遅延が最も高頻度(5/5研究)でした。
しかし、著者らは「位置的頭蓋変形が発達遅延のマーカーとなり得る」と結論づけており、「原因である」とは述べていません。考えられる仮説としては:
- 斜頭症が発達遅延を引き起こす(因果関係)
- 発達遅延が斜頭症を引き起こす(逆の因果関係——運動発達が遅い子は向き癖が固定されやすい)
- 共通の原因が両方を引き起こす(交絡因子)
現時点では、どの仮説が正しいかは確定していません。しかし、斜頭症があるお子さんは発達面でも注意深く経過を見る必要があることは確かです。
日本での治療費用と現状
保険適用外、40〜60万円の自費診療
ヘルメット療法は2025年現在、健康保険適用外の自費診療です。費用は使用するヘルメットのブランドと医療機関により異なりますが、おおよそ以下の通りです:
| ブランド | 製造国 | 費用目安(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スターバンド | 米国 | 44〜49.5万円 | 世界60万人超の実績、アクティブタイプ |
| ミシガン | 米国 | 40〜60万円 | 日本初の厚労省承認(2018年) |
| アイメット/クルム | 日本 | 50〜60万円 | 日本製、低反発クッション、水洗い可 |
| ベビーバンド | 日本 | 30〜40万円 | 比較的低価格、全国120以上の施設で導入 |
保険適用外である理由は、位置的頭蓋変形が「病気」ではなく審美的な問題と見なされているためです。ただし、医療費控除の対象となる可能性があり、確定申告時に検討する価値があります。
厚生労働省の検討会資料によれば、日本でのヘルメット療法対象患者数は年間約2,500人と推定されています [12]。標準的なプロトコルは1日23時間装着、約20週(5ヶ月)で治療終了です。
日本にガイドラインはない
現時点で、日本国内には学会発行の正式な「位置的斜頭症診療ガイドライン」は存在しません。治療方針はCNSガイドラインなどの国際基準と、各施設の臨床経験に基づいて決定されています [1]。
日本形成外科学会は2014年に厚生労働省に形状誘導ヘルメットの早期導入を要望し、2018年にミシガン頭蓋形状矯正ヘルメットが医療機器として薬事承認(クラスII)を取得しました。しかし、保険適用には至っていません。
実践チェックリスト:生後1〜3ヶ月の親ができること
今日からできる予防的対応
- タミータイム(うつぶせ遊び)を始める:起きているときに1日合計30〜60分を目標に、保護者が見守りながら行う
- 向きを変えて寝かせる:毎日交互に頭の向きを変える、ベッドの位置を工夫する
- 抱っこの向きを変える:授乳や抱っこの際も左右均等に
- ドーナツ枕は使用しない:窒息リスクがあり、効果も証明されていない

受診を検討すべきサイン
- 明らかな頭の歪み(上から見て平行四辺形に見える)
- 耳の位置が左右で異なる
- 額やこめかみの突出に左右差がある
- 向き癖が非常に強く、反対側を向かせても戻ってしまう
- 首の動きに制限がある(斜頸の可能性)
専門施設を受診する際のポイント
- 3Dスキャナーなどによる客観的評価を受ける
- 複数の治療選択肢について説明を受ける
- ヘルメットの種類と費用を比較検討する
- 「絶対にヘルメットが必要」と断言する施設は避ける——適切な施設は、まず経過観察や理学療法を検討する
おわりに:「正解」はひとつではない
臨床の現場で多くの赤ちゃんの頭を診てきた経験から言えることがあります。位置的斜頭症への対応には「唯一の正解」がありません。
ヘルメット療法には確かに効果がありますが、すべての子に必要なわけではありません。40〜60万円という費用、半年間の装着、肌トラブルなどの副作用——これらを考えると、軽症例では「様子を見る」という判断も合理的です。一方、重症例で「様子を見る」ことは、改善のチャンスを逃すことにもなりかねません。
大切なのは、お子さんの状態を客観的に評価し、科学的根拠に基づいて判断することです。「みんな治ると言うから大丈夫」でも、「ネットで見たから絶対ヘルメットが必要」でもなく、数値に基づいた個別の判断が求められます。
この記事が、その判断の一助となれば幸いです。迷ったときは、3Dスキャナーなどによる客観的な測定を受け、専門医に相談してください。生後2〜6ヶ月という限られた時間の中で、最善の選択ができることを願っています。
本日のまとめ
- 位置的斜頭症の本質: 向き癖による頭蓋変形であり、「病気」ではないが、重症例は自然には治りにくい
- 治療選択の根拠: 軽症は経過観察、生後7週からは理学療法(NNT約4)、重症で保存療法無効ならヘルメット療法
- 判断に迷ったら: 3Dスキャナーで客観的評価を受け、頭蓋縫合早期癒合症との鑑別診断ができる専門施設を受診する
参考文献
- Congress of Neurological Surgeons (CNS). (2016). Systematic Review and Evidence-Based Guidelines for the Management of Patients With Positional Plagiocephaly. Neurosurgery. (本記事の中核的根拠。位置的斜頭症に関する唯一の国際的エビデンスベースドガイドライン。診断から治療までを網羅。)
- van Vlimmeren LA et al. (2008). Effect of pediatric physical therapy on deformational plagiocephaly in children with positional preference: a randomized controlled trial. Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine. (理学療法の有効性を示したRCT。生後7週からの早期介入でNNT約4。)
- van Wijk RM et al. (2014). Helmet therapy in infants with positional skull deformation: randomised controlled trial (HEADS study). BMJ. (ヘルメット療法のRCT。中等度〜重度例で自然経過と有意差なしとの結論だが、方法論的限界あり。)
- Speltz ML et al. (2010). Case-Control Study of Neurodevelopment in Deformational Plagiocephaly. Pediatrics. (発達との関連を示した症例対照研究。斜頭症群で運動・認知・言語領域のスコアが低下。)
- Martiniuk ALC et al. (2017). Plagiocephaly and Developmental Delay: A Systematic Review. Journal of Developmental & Behavioral Pediatrics. (発達遅延との関連を検討したシステマティックレビュー。)
- Argenta LC et al. (2004). Clinical classification of positional plagiocephaly. Journal of Craniofacial Surgery. (Argenta分類を提唱した原著論文。世界標準の重症度分類。)
- Mawji A et al. (2013). The incidence of positional plagiocephaly: a cohort study. Pediatrics. (カナダでの疫学研究。生後2ヶ月で約46.6%に頭蓋変形。)
- Laughlin J, Luerssen TG, Dias MS; AAP Committee on Practice and Ambulatory Medicine. (2011). Prevention and Management of Positional Skull Deformities in Infants. Pediatrics. (米国小児科学会の公式見解。仰向け寝推奨とタミータイムの両立を提唱。)
- Noto T, Nagano N, Morioka I et al. (2021). Natural-Course Evaluation of Infants with Positional Severe Plagiocephaly Using a Three-Dimensional Scanner in Japan. Journal of Clinical Medicine. (日本発。重症斜頭症は自然に治らないことを定量的に証明。)
- Miyabayashi H, Nagano N, Noto T, Morioka I et al. (2022). Reference Values for Cranial Morphology Based on Three-dimensional Scan Analysis in 1-month-old Healthy Infants in Japan. Neurologia medico-chirurgica. (日本人乳児の頭蓋形状基準値を初めて提示。CVAI>3.5%で有病率64.7%。)
- Miyabayashi H, Nagano N, Noto T, Morioka I et al. (2022). Cranial Shape in Infants Aged One Month Can Predict the Severity of Deformational Plagiocephaly at the Age of Six Months. Journal of Clinical Medicine. (日本人乳児の追跡研究。生後1ヶ月時CVAI≥7.8%が6ヶ月時の重症を予測。)
- 厚生労働省. (2015). 第22回 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会 資料(形状誘導ヘルメット). (日本での推定患者数、治療プロトコル、保険適用の現状を示す公的資料。)
- AHS Japan Corporation. ヘルメット治療の費用. https://www.ahsjapan.com/cost/(2025年1月アクセス) (スターバンドの費用情報。44〜49.5万円。)
- 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー. アイメット公式サイト. https://japanmedicalcompany.co.jp/aimet/ (アイメット・クルムの費用情報。50〜60万円。)

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