エビデンスライブラリ
CohortN=197高品質
TRACERxにおけるctDNAを用いた早期肺がんの転移性拡散の追跡
Tracking early lung cancer metastatic dissemination in TRACERx using ctDNA
Abbosh C, Frankell AM, Harrison T, et al. — Nature, 2023
早期肺がん197例で、3〜6か月ごとの血液サーベイランスが画像に映る前の再発を先取りできることを示した、肺がんMRDの代表的研究(TRACERx)
対象集団早期非小細胞肺がん患者197例、血漿1,069検体(1人あたり最大200変異を追跡)サンプルサイズN=197
エビデンスの限界
観察コホートであり、ctDNAサーベイランスで再発を早く捉えて治療を早めれば生存が延びるかという臨床的有用性は示していない。一点測定での捕捉率が再発者の49%にとどまることが示すように、陰性でも再発は起こりうり、血液検査で全ての再発を早期に拾えるわけではないという検出の限界がある。
読者の方へ
上の図は、早期の肺がんで手術を受けた人を、血液中のctDNA(がんのかけら)で繰り返し見張ると、画像に映る前の再発をどれだけ先取りできるか、という考え方を表したものです。
