本文へスキップ
医学よろず相談
エビデンスライブラリ
GL

潜在性甲状腺機能低下症への甲状腺ホルモン治療 — 診療ガイドライン

Thyroid hormones treatment for subclinical hypothyroidism: a clinical practice guideline

Bekkering GE, et al.BMJ, 2019

21試験・約2,200人の根拠に基づき、潜在性甲状腺機能低下症へのホルモン投与に「強い反対推奨」を示した国際診療指針。

エビデンスの限界

薬は原則不要という結論はあくまで潜在性(軽症)段階に限られ、顕性機能低下症や妊娠中・妊娠希望・TSH著明高値・強い症状は対象外で治療を要する。統合された試験は対象年齢やTSH区切りに幅があり、高齢者や心疾患既往では利益・不利益のバランスが変わりうる。

読者の方へ

結論から言うと、この国際的な診療指針が伝えているのは「TSHが少し高いだけの“潜在性”機能低下症に、あわてて甲状腺の薬を出す必要はない」という、はっきりしたメッセージです。

この研究を解説した記事

免責事項:本サイトの情報は医療行為(診断・処方・治療)を提供するものではありません。健康上の判断は必ず医師にご相談ください。