エビデンスライブラリ
Cohort
自己免疫疾患の発生率・有病率・併存の経時変化と年齢・性・社会経済状況による違い — 英国2,200万人の人口ベースコホート研究
Incidence, prevalence, and co-occurrence of autoimmune disorders over time and by age, sex, and socioeconomic status: a population-based cohort study of 22 million individuals in the UK
Conrad N, et al. — Lancet, 2023
英国2,200万人の大規模コホートで、自己免疫疾患は女性13.1%・男性7.4%と女性に多く、経時的にバセドウ病は増加・橋本病は減少傾向と示した。
エビデンスの限界
英国の診療記録データベースを用いた観察研究で、生活習慣・ヨウ素摂取・受診行動が異なる日本人にそのまま当てはまるとは限らない。診断の把握は記録依存で軽症例の取りこぼしがありうる。相関の記述であり、なぜ女性に多いかの因果までは説明していない。
読者の方へ
結論から言うと、この研究が教えてくれるのは「自己免疫の病気は、はっきりと女性に多い」という大きな事実です。
