エビデンスライブラリ
CohortN=69中品質
進行メラノーマ患者の治療モニタリングのためのctDNAベースの分子的残存病変検出
Circulating tumor DNA-based molecular residual disease detection for treatment monitoring in advanced melanoma patients
Eroglu Z, Krinshpun S, Kalashnikova E, et al. — Cancer, 2023
進行メラノーマで、免疫療法6週後にctDNAが上昇した群は遠隔転移リスクが約35倍、病気が進むリスクが約22倍に高まると予測できた、免疫療法時代の経時モニタリング研究
対象集団進行メラノーマ患者69例、血漿555検体(3コホート、腫瘍情報ありSignatera)サンプルサイズN=69
エビデンスの限界
69例という規模で、前向きに採取した検体を後ろ向きに解析した研究であり、効果が読みにくい免疫療法という難しい領域での初期段階の知見にとどまる。複数コホートに分かれるため各群はさらに小さい。ctDNA上昇に基づいて治療を変えれば予後が改善するかは未検証で、約35倍という数字の大きさだけで判断するのは早計である。
読者の方へ
上のグラフは、進行したメラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんで、免疫療法を始めてから6週後に血液中のctDNA(がんのかけら)が上昇したかどうかで、その後の経過がどれくらい違うかを示したものです。
