エビデンスライブラリ
SR/MA限定的
ビタミンD:エビデンスに基づく健康利益と集団ガイドラインへの提言
Vitamin D: Evidence-Based Health Benefits and Recommendations for Population Guidelines
Grant WB, Wimalawansa SJ, Pludowski P, Cheng RZ — Nutrients, 2025
前向きコホート重視の反対立場レビュー。25(OH)D > 30 ng/mL を目標、daily 2,000-6,000 IU を主張
対象集団主に観察研究・前向きコホート研究を中心としたナラティブレビュー
エビデンスの限界
ナラティブレビューで著者選好の影響が大きく、観察研究を主要根拠とするため逆因果(病気の人が結果として 25(OH)D が低い)を十分排除できていない。著者の一人(Wimalawansa)はビタミンDサプリ業界との関連が報告されており、利益相反の影響を完全に排除できない。米国内分泌学会 2024 GL や Bouillon 2022 など現在のメインストリームのコンセンサスと結論が対立しており、学術論争の片側立場であることに留意が必要。
読者の方へ
本論文は、米国内分泌学会 2024 年ガイドラインの方針(4 集団に限った弱い推奨、ルーチン検査否定、30 ng/mL カットオフ撤回)に強く反対する立場の研究者グループによる、2025 年の総説です。
