エビデンスライブラリ
Cross-SecN=75中品質
小児炎症性腸疾患の鉄欠乏性貧血診断における可溶性トランスフェリン受容体とsTfR/logフェリチン指数
Soluble transferrin receptor and soluble transferrin receptor/log ferritin index in diagnosis of iron deficiency anemia in pediatric inflammatory bowel disease
Krawiec P, Pac-Kożuchowska E — Dig Liver Dis, 2019
小児IBD 75名で、可溶性トランスフェリン受容体(sTfR)は鉄欠乏性貧血で有意に上昇し、sTfR/logフェリチン指数(AUC 0.864)がsTfR単独より優れ、炎症の影響を受けにくいと示した診断研究
対象集団炎症性腸疾患の小児75名サンプルサイズN=75
エビデンスの限界
対象は小児の炎症性腸疾患患者75名と少数かつ特殊で、成人女性の一般的な鉄欠乏診断にそのまま当てはめられない。横断的な診断精度研究で、治療反応や予後との関連は検証していない。日本ではsTfRは保険算定の制約があり一般外来で測りにくく、理論上の有用性が実地に直結しない点も大きな限界である。
読者の方へ
この研究は、フェリチンが当てにならない場面で頼れる、もう一つの検査「可溶性トランスフェリン受容体(sTfR)」の実力を調べたものです。
