エビデンスライブラリ
Cohort中品質
日本の周産期女性における自殺念慮のリスク因子予測
The Risk Factors Predicting Suicidal Ideation Among Perinatal Women in Japan
Kubota C, Inada T, Nakamura Y et al. — Front Psychiatry, 2020
名古屋大学前向きコホート(N=430)。4時点のいずれかで自殺念慮11.6%。妊娠後期が最多(5.8%)。リスク:精神疾患既往OR 2.39・MDD歴OR 2.16・妊娠中EPDS OR 1.25。防御因子:社会的支援の質OR 0.77。
対象集団名古屋市在住妊娠・産後女性N=430名(2012〜2018年、4時点追跡)
エビデンスの限界
単施設(名古屋大学)コホートでN=430と比較的小規模。自殺念慮のEPDS Q10測定は臨床的評価と異なり過大・過小評価の可能性がある。追跡4時点のうち産後1か月(T4)での自殺念慮率3.3%が最低であり、産後よりも妊娠中(特に後期)のリスクが高いという知見が既存イメージと異なる点に注意が必要。
読者の方へ
上のグラフは「妊娠中・産後の女性で自殺念慮(死にたい・消えてしまいたいという気持ち)がどのくらいあるか、何がリスクで何が守ってくれるか」を名古屋大学が4時点追跡で調べた日本の研究です。
