エビデンスライブラリ
Cohort
韓国における甲状腺がん発生率の減少傾向
Decreasing trends in thyroid cancer incidence in South Korea
Oh CM, et al. — Cancer Med, 2021
韓国で甲状腺がんの年齢標準化発生率が1999年の6.3から2012年の63.4(10万人あたり)へ約10倍に急増した後、検診の見直しで減少に転じた、過剰診断の教訓を示す記述疫学。
エビデンスの限界
韓国全国の記述疫学で、検診体制や受診習慣の異なる日本にそのまま当てはまるとは限らない。発生率の変化を示すが、個人単位で過剰診断か否かを判定したものではない。年齢構成や診断基準の経時変化も影響しうるため、数字は集団の傾向として読み、日本の状況は別途の評価が要る。
読者の方へ
結論から言うと、この研究が突きつける教訓は「たくさん見つけることが、そのまま人々の健康につながるわけではない」という、過剰診断の代表例です。
