エビデンスライブラリ
Review中品質
産後うつにおける生殖ホルモンの役割
The role of reproductive hormones in postpartum depression
Schiller CE, Meltzer-Brody S, Rubinow DR — CNS Spectr, 2015
動物実験・ヒト相関研究・ホルモン操作研究の3ラインを統合したレビュー。産後のアロプレグナノロン急落がGABA-A受容体機能を低下させ、感受性の高い女性に産後うつを誘発する「ホルモン感受性PPDフェノタイプ」を提唱。
対象集団動物モデル + ヒト研究の統合レビュー(観察・介入研究を網羅)
エビデンスの限界
Narrative Reviewであり定量的統合は行っていない。動物モデルからヒトへの外挿には限界があり、HPA軸や甲状腺など複数因子の寄与率は未確定。「ホルモン感受性PPDフェノタイプ」が全PPD患者の何%を占めるかは不明。個人間感受性差の生物学的メカニズムは一部仮説段階。
読者の方へ
この文献は数値データよりも「産後うつはなぜ起きるのか」という仕組みを解き明かした総説です。
