エビデンスライブラリ
RCT中品質
ビタミンD補充が転倒の種類に与える影響
The effects of vitamin D supplementation on types of falls
Wanigatunga AA, et al. — J Am Geriatr Soc, 2021
STURDY 副解析。25(OH)D 10-29 ng/mL の高齢者で 1,000 IU 以上の補充が骨折を伴う転倒を 2.66 倍に
対象集団米国地域居住の 70 歳以上 688 名、ベースライン 25(OH)D 10-29 ng/mL、平均 76 歳
エビデンスの限界
事前計画されていない探索的サブグループ解析であり、効果サイズ HR 2.66 は再現性の検証が別途必要(type 1 error の可能性が著者自身に指摘されている)。投与群間で参加者特性のバランスはあるが、「骨折を伴う転倒」という稀なイベントのサンプルサイズが小さく統計的不確実性が大きい。ベースライン 25(OH)D 10-29 ng/mL という不足域限定集団で、より重度の欠乏者(< 12 ng/mL)への外挿は別途検証が必要。
読者の方へ
上のデータは、米国の 70 歳以上で 25(OH)D が 10-29 ng/mL(不足~欠乏域)の地域居住高齢者 688 人を対象に、ビタミンDの用量(200 / 1,000 / 2,000 / 4,000 IU/日)を比較した STURDY 試験の副解析です。
