エビデンスライブラリ
CohortN=62中品質
去勢抵抗性前立腺がんにおける循環腫瘍細胞と血漿由来エクソソームの遺伝子発現・DNAメチル化マーカーの予後的意義
Prognostic Significance of Gene Expression and DNA Methylation Markers in Circulating Tumor Cells and Paired Plasma Derived Exosomes in Metastatic Castration Resistant Prostate Cancer
Zavridou M, Strati A, Bournakis E, et al. — Cancers (Basel), 2021
去勢抵抗性前立腺がん62例で、CTC(がん細胞そのもの)とエクソソーム(細胞が出す小包)を初めて直接比較し、CTCのほうが遺伝子マーカーの陽性率が高いと示した技術比較データ
対象集団去勢抵抗性前立腺がん患者62例 + 健常者10例サンプルサイズN=62
エビデンスの限界
62例という小規模な比較研究で、対象は去勢抵抗性前立腺がんという特定の進行がんに限られ、他がん種への一般化はできない。エクソソーム解析の手法はまだ研究段階で標準化されておらず、検査ごとに結果がばらつきうる。すぐに診療で使える検査の話ではなく、結果の確立には大規模な検証を要する。
読者の方へ
上の図は、前立腺がん(去勢抵抗性という進んだタイプ)の患者さんで、血液に漏れ出す「がん細胞そのもの(CTC)」と「細胞が出す小さな袋(エクソソーム)」を直接比べた、珍しい研究を表したものです。
