エビデンスライブラリ
RCT高品質注目研究
閉経後骨粗鬆症女性における骨折予防のためのデノスマブ(FREEDOM試験)
Denosumab for prevention of fractures in postmenopausal women with osteoporosis
Cummings SR, et al. — N Engl J Med, 2009
FREEDOM試験基盤。デノスマブが椎体骨折68%、股関節骨折40%、非椎体骨折20%低減
対象集団閉経後骨粗鬆症女性7,868名(国際多施設二重盲検RCT、3年間)
主要な知見
デノスマブ(60mg皮下注、6ヶ月毎)はプラセボに対し椎体骨折68%低減、股関節骨折40%低減、非椎体骨折20%低減。腰椎BMDは9.2%増加。
研究結果の概要

エビデンスの限界
3年間の試験期間。中止後のリバウンド骨吸収リスクは後の研究で判明。
読者の方へ
FREEDOM試験は、デノスマブ(商品名プラリア)の有効性を確立した骨粗鬆症領域の基盤的研究です。7,868名の閉経後女性を3年間追跡し、デノスマブが椎体骨折を68%、股関節骨折を40%、非椎体骨折を20%低減することを示しました。 デノスマブは半年に1回の皮下注射で済むため、毎日の内服薬に比べてアドヒアランス(治療継続率)が高いのが特徴です。ただし、中止すると急速に骨密度が低下する「リバウンド現象」があるため、漫然と中止してはならず、中止前にビスホスホネートへの切り替えが推奨されます。 3年間で腰椎BMDが9.2%増加しており、10年延長試験では21.7%まで増加が持続しています。長期使用の安全性も概ね良好です。
