エビデンスライブラリ
SR/MA高品質注目研究
頭痛性疾患の世界・地域・国別疾病負担 1990-2023
Global, regional, and national burden of headache disorders, 1990-2023
GBD 2023 Headache Collaborators — Lancet Neurol, 2025
1990年から2023年の世界疾病負担研究。片頭痛は障害原因第2位、若年女性では第1位。約29億人が頭痛性疾患の影響下
対象集団全世界の人口(GBD 2023)
主要な知見
片頭痛は世界の障害原因第2位。15-49歳女性では第1位。女性の疾病負担は男性の2倍以上
研究結果の概要

エビデンスの限界
GBDモデルに基づく推定値であり、各国の診断基準・報告体制の違いが影響しうる
読者の方へ
この研究は、世界中の疾病データを統合した大規模解析(GBD研究)の最新版です。片頭痛が世界の障害原因として第2位にランクされており、特に15〜49歳の女性では第1位であることが示されました。「たかが頭痛」と軽視されがちですが、仕事や日常生活への支障度で測ると、がんや心臓病に匹敵する影響を社会に与えています。約29億人という数字は推定値ですが、片頭痛が「ありふれた、でも深刻な」疾患であることを客観的に示しています。もしあなたが頻繁な頭痛に悩んでいるなら、それは決して「気のせい」ではなく、世界的に認知された神経疾患です。我慢せず、頭痛専門医への受診を検討してください。ただし、GBD研究は各国の診断基準や報告体制の違いに影響されるため、日本の実態とは若干の差がある可能性があります。
エビデンス品質:高品質
