エビデンスライブラリ
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身体活動の認知症・Alzheimer病に対する保護効果——システマティックレビュー・メタ解析
Physical activity as a protective factor for dementia and Alzheimer's disease: systematic review, meta-analysis and quality assessment of cohort and case-control studies
Iso-Markku P, Kujala UM, Knittle K, et al. — Br J Sports Med, 2022
58研究・約250万人 (n=257,983) を統合したメタ解析で、高身体活動群の認知症リスク20%低 (RR 0.80)・Alzheimer病14%低 (RR 0.86)
エビデンスの限界
観察研究 (コホート・症例対照) 中心で、RCTでの確認は限定的。「運動している人は他にも健康的な生活習慣を持つ」交絡の影響が残る。フォローアップ20年以上で効果が減衰する事実は、観察期間が短い研究ほど「逆因果 (reverse causation)」を含みやすいことを示唆——認知症の初期段階で活動量が既に落ちていた可能性。身体活動の測定方法 (自己申告 vs 加速度計) が研究間で異なり、heterogeneityが中等度。日本人を含むアジア人研究の比率は不明。
読者の方へ
上のフォレストプロットは、フォローアップ1年以上・reverse causation考慮を採用基準とした58研究 (約250万人) を統合した、身体活動と認知症・Alzheimer病の関連を見たメタ解析の結果です。
