エビデンスライブラリ
RCT中品質
再発性尿路感染症をもつ閉経後女性に対する腟内エストリオールの対照試験
A controlled trial of intravaginal estriol in postmenopausal women with recurrent urinary tract infections
Raz R, Stamm WE — N Engl J Med, 1993
腟エストリオールが再発性膀胱炎を劇的に予防することを示した歴史的RCT。再発性UTIをもつ閉経後女性93名で、膀胱炎の発生率はエストリオール群0.5回/人・年 vs プラセボ群5.9回/人・年と約10分の1に激減。日本のエストリオール腟錠の根拠の原点。
エビデンスの限界
1993年・93名と小規模かつ古い試験で、完遂率はエストリオール群36/50名、プラセボ群24/43名と脱落も少なくない。腟内クリーム剤による軽度の局所刺激で投与を中止した人もいた。それでも二重盲検・プラセボ対照という設計の質は高く、後続のメタ解析でも腟エストロゲンの再発性膀胱炎予防効果は再確認されており、歴史的ランドマークとしての価値は揺るがない。
読者の方へ
この図は、繰り返す膀胱炎にずっと悩まされてきた方にこそ見ていただきたい、1993年の歴史的な研究の結果です。
