エビデンスライブラリ
RCT高品質
日本人MCI患者へのマルチドメイン介入RCT (J-MINT試験)
Japan-Multimodal Intervention Trial for the Prevention of Dementia: A randomized controlled trial
Sakurai T, Sugimoto T, Akatsu H, et al. — Alzheimers Dement, 2024
日本人65-85歳のMCI患者531名で18ヶ月のマルチドメイン介入を試みた日本初の本格RCT。有意差は出なかったが、サブ解析で血管リスク管理の重要性を示唆
エビデンスの限界
対象がMCI (軽度認知障害) で既に認知機能低下が始まっており、FINGERの「予防」より「進行抑制」の局面にあたる点で介入の効きにくさあり。日本人対照群の生活習慣 (低喫煙率・適度な運動・和食) が比較的良好で、介入差が出にくかった可能性 (Japan effect)。18ヶ月という観察期間は短く、長期効果は不明。健常高齢者を対象としたJ-MINT PRIME (兵庫県丹波市) の結果待ち。
読者の方へ
上のグラフは、日本人65-85歳のMCI (軽度認知障害——認知症の一歩手前、日常生活はおおむね自立しているが記憶などに低下が見られる状態) 患者531名を、4ドメイン介入 (運動・栄養カウンセリング・認知トレーニング・血管リスク管理) を18ヶ月実施する群と通常ケア群に分けて比較したJ-MINT試験の結果です。
